自然のちいさな贈りもの    

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カテゴリ:台所薬局( 21 )

雨降る5月の芽吹きの山で

ちいさな野草の銀竜草に
「こんにちは!お邪魔します」とご挨拶。

今は海の近くで暮らしている私は

昔、暮らしていた
山の神さまにお礼まいりに行きました。
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たくさんのことを教えてくれたみよさんが

「今日は少し頑張って作ったの」と
採れたばかりの大きなフキ見せてくれました。

私は知っています

この野草たちが永い冬を乗り越え
やっと地上に顔を出したばかりだということや

5月のいちばん忙しい時季になると
みよさんは朝、4時にガス釜のご飯のスイッチを入れに来て

夜遅く、みんなが部屋に戻った後も
台所に残って仕事をしていることを


懐かしくて、優しいご飯に
涙がこぼれそうになりました。


山のことを知りたければ、海のコトを
海のことを知りたければ、山のコトを

大切なコトを教えてくれる
自然の恵みに感謝♪







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by miyuki_ogata | 2015-05-19 22:08 | 台所薬局 | Comments(0)

お赤飯を炊いて

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古代より赤い色には
邪気を祓う力があるとされていました。

赤米を蒸したものを神さまに供える風習は
各地にも残っているそうです。

縄文時代末期に日本に初めて
渡ってきた赤米ですが

江戸時代になると食味の劣る赤米を領主が嫌って年貢として
収納することができなくなり、赤米は雑草稲として排除されるようになりました。

赤いご飯を食べる風習自体は生き続け
白い米に身近な食材である小豆等で
色付けする方法が取られるようになったと考えられています。

赤飯にゴマを乗せるのは、白いご飯を赤くしたことを神様にゴマかすためだそう。

ハレの日に炊くお赤飯ですがお彼岸でもいただきます。

これまで暮らして来た時間から旅立つ事や
その人生を祝うという意味が込められているからです。

お米の粒が立ったお赤飯がきらきらしていました。

今日も自然の恵みに感謝♪


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by miyuki_ogata | 2015-03-24 11:17 | 台所薬局 | Comments(0)

冬籠りのご飯

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大好きな自然の贈りものたちをキッチンに並べたら
それだけで、ほくほく幸せ感じます。

この日のメニューは・・・

自然農・無農薬米のおむすび

三色野菜のテリーヌ
菜花の和えもの

菊芋とカブとカボチャの天ぷら with スギナ塩
カリフラワーとトマトのサラダ with 椿油とだいだいのドレッシング

お野菜の甘味も苦味もこの子たちの個性
どれも同じ大地から生まれたものです。

木々が芽吹きの準備
冬籠りをしながら少しずつ春の予感を感じます。

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by miyuki_ogata | 2015-01-22 23:35 | 台所薬局 | Comments(0)

喉の痛みにやさしいご飯

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朝食はネギや油揚げのみそ雑炊

少し喉が痛むときのやさしいご飯



咳には大根とハチミツのシロップを

お家の中の、自然の手当
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by miyuki_ogata | 2014-11-15 10:37 | 台所薬局 | Comments(0)

おむすびたち

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~おいしい、おむすびのために~


ほかほかのご飯でにぎります。


ギュっとにぎらず

空気を含むようにふんわりにぎります。


お塩は内側よりも外側に

そっと優しくまぶすように。



最後に、素材を作ってくれた農家さんや

守られている風景を想いながら感謝します。
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by miyuki_ogata | 2014-10-28 21:37 | 台所薬局 | Comments(0)

郷土料理 すいだぶ

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手作りのお漬物やすいだぶ

その味を今も
ちょっぴり元気がない時に思い出します。

温かさという贈りものは
いつまでもココロに届けられます。


福津市にて、夏休みに子供たちがやって来るからご飯を作ってほしいとのことで
郷土料理を一品添えてみたいなと思いました。

「すいだぶ」具だくさんの汁物で
博多のがめ煮がスープになったような感じです。


すいだぶは、いつも親切にして下さったご近所さんのをいただいていました。

そんな優しい方は先日、他界されました。

いただいた味を想い出しながら
すいだぶを作りました。

最後にお醤油と片栗粉を入れて
「この味で大丈夫ですか?」と尋ねました。

出来上がったすいだぶは
とても優しくて、温かい。

もしかしたら、傍で作っているのを
見守っていてくれたかもしれません。

お線香を上げに伺った時に娘さんが
「私は母と離れて暮らしていて、母の味を忘れてしまったので教えてください」とおっしゃって下さいました。

この味は忘れないでおこうと思います。
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by miyuki_ogata | 2014-08-09 20:57 | 台所薬局 | Comments(0)

ちゃぶ台と家族

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お父さんとお母さん
長男とちいさな娘さんがいるご家族が来てくれました。

お父さんのカラダのほとんどは
癌が転移しています。

永い闘病生活、少しだけ外出が
出来るようになったそうです。

新鮮なお野菜で
素朴なお惣菜を準備しました。
それから心を込めておむすびを握りました。

ちゃぶ台を囲んで
家族みんなでご飯。

みんなで写真を撮り
ちいさなワークショップをしました。

厳格であまり笑わなかったお父さんが
目尻を細くして、ニッコリ笑ってくれました。

その笑顔は今でも覚えています。
最後に見たお父さんの笑顔でした。


そして今は時々、子供さんと
夢やこれからのことについてお話をします。
そして、一緒にご飯を食べます。

何も出来ませんが
ココロに響くことに出会っていれば

もし、何かあっても
大切なことに気付くことが出来ます。

ココロを込めたご飯も、そのひとつなのだと感じています。
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by miyuki_ogata | 2014-06-25 20:58 | 台所薬局 | Comments(0)

山奥の台所で

それは、山奥の山荘で暮らしていたときのことです。

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スタッフ数名が休暇に入っていたので
ひとりで広い厨房でお料理をしていました。

無事に片付けも終わり
スタッフみんなでのんびりしていたら
ひとりのお客さまがお風呂で倒れてしまいました。

この山奥で、しかも夜にとなると
救急車が来るにしても50分。

その間は電話の指示で
出来る限りのことをします。
AED、心臓マッサージなど。

寒い冬でした。毛布でくるんで
途中まで自分たちで輸送して

救急車と落ち合ったところで
受け渡しました。

自然とお酒が大好きな方だったそうです。

お客さまが数時間前にとられた
最後のご飯が

酒の肴になり、
仲間と良き時間を過ごせますように

身体が温まり、
明日への活力になりますようにと
作ったものだったので後悔はありません。

ぐっすりと眠ったようなお顔でした。

最後のご飯は、心を尽くした
最後のコミュニケーションでした。
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by miyuki_ogata | 2014-05-21 10:46 | 台所薬局 | Comments(0)

台所薬局

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今日も台所でお料理。

これまでも、様々な背景の人と
台所で一緒にお料理しながら
色んなお話をしてきました。

お父さん、お母さん
子供のことや、学校のこと

悲しかったことや嬉しかったこと
これからのこと・・

そんなことを話していると
何が今、必要なのかが分かってきます。

カラダが必要としている野菜のことや
眠れない時に活躍してくれるハーブたちetc・・・。

台所は「自然」と「人」の間にある

生命の垣根

野菜を切って調理することで
人の生命へとつないでいく場所。

垣根を越えて

人と人のココロをも
つないでいくのです。


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by miyuki_ogata | 2014-05-20 21:02 | 台所薬局 | Comments(0)

ご馳走さまの 一汁三菜のご飯

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ただのおにぎりなのに美味しいです。
野菜嫌いの子供でも食べられそうです。
水がキレイだからですか・・・?

そんなふうに多々質問されて
改めて考えます。

なぜなら、台所では特別なことをすることもなく
調味料も日本に昔々からあるものを利用するだけなのです。

今、手元にあるもので美味しく、笑顔に♪

それは週に一度しか食材などの物資が運ばれて来ない
山奥の山荘で暮らしていた時に学んだことでした。

この台所に運ばれてくるまでに
たくさんの労力という愛情がかかっているからなのでしょう。

雨・土と太陽の恵み
育てる方が掛けた時間

この土間がある台所まで
生命力あふれるお米や
野菜、玉子を届けてくれる方たち

そして、それらを信じること

「ご馳走さま(ごちそうさま)」は

大事な来客をもてなすために
馬に乗るなどして遠方まで奔走して食材を調達した人達への
感謝を表す言葉として使われてきたそうです。
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by miyuki_ogata | 2014-02-23 09:34 | 台所薬局 | Comments(0)